半熟卵女
9月。
前回から1ヶ月経っているのが恐ろしい。
8月というのは私にとってはぽっかり穴の空く時期で、仕事のピークを過ぎる子供たちが夏休みに突入して気が抜ける。
普段身動きできない分、反動で誘われるがままに飲みに行く、というふわふわとしている時期。
ゲスト的な知り合いとも飲んだりするので、ああ、無駄な酒と金と時間だったな、ということもある。
子供の友達のお母さん同士の飲み会。この時期じゃなかったら、行かなかったかな?と思うような薄い付き合いの人。
でも、ちょっと面白そうかな?と思ってたのだけども。
「わたしさー、学生の時から女同士で一緒にトイレに行こうとか誘われるのが
めんどくさくてー。女子って感じでさ?トイレくらい一人で行きたいじゃん?」
・・・・おっと、久々に登場。自称サバサバ男前女。
実は、こういう女こそ一番メンドクサくて女っぽかったりすんだよ!
(余談ですが、男性経験がないとある女性が、私男っぽいからさ!と
豪語しているのを見て男性を知らないのに自分を男っぽいというのは
なんだか不思議な感じがするなあ、と思ったことがあります)
この裏に実は誰からも「おトイレ一緒にいこ!」に誘ってもらえなかった
捻じれた心理が隠れていたりして、まんま言葉通り受け取ってはいけない、それこそ
怖い女の世界が潜んでいたりする。
(実際に一人が好きな人もいますので、そのあたりは普段の振る舞いから判断するしかありません)
トイレに一人で行きたい、といっている人に授業参観一緒にいこ!と誘われたりするのは私の社交のハンドルが音痴だからなのでしょうか・・・・
女性らしさに気を遣っている人こそ、お互いの関係の距離感や空気をわきまえている気がしますけども。
見た目の殻が硬派でも中身はドロッとした半熟卵女。
味付けによってはお互いにいい関係になれるんかしら。