内観
好奇心はそこそこ強い方だし、新しい事やモノ、人に会って世界が広がるのを感じたりするのは好きだ。それはもしかしたら、厳しかった父からの逃げ場で何か違う自分に
なれたりするような感覚を味わえたからだったかもしれないけれども。
私本来は内向的で、特に人に会うとエネルギーをかなり消耗してしまう。その人に
楽しくいてほしい、嫌な思いをさせたくないというドライブがかかってしまい
必要以上にあれこれ考えてしまう。嫌われるのが怖かったのか、と思う。
なんて弱い。
そういう自分が嫌だな、と思ったり内向的というのは世間的によろしくない、という刷り込みから自分にロールを課していたのだが結局よく思われたい、という弱さ。
自分をよくわからずにこんな歳まで生きてきてしまった。バカだな、と思う。
今更、本当今更だけど、なぜこの感情を持つのかとか、どうすると充足感が得られるのか、だとかは自分自身をよく知らないとわからない。実際表面にでてくるのは2次的な
感情だと思う。私の場合。
世の中がヨシ、としているレールが幸せだと思い込む。
みんな違う人生なのにおんなじ箱に入っていられるかな?
考えていないからだ。
失敗したら誰かのせいにしてそこから学ぶこともない。で、また同じ事を繰り返してずっと不満を言い続ける。幸せと思う事をパッケージ外注しても自分に合うとは限らないわけだから。
今年はひたすら内観しようと思っている。
遅すぎるくらいだけど、蓋をしてきた感情を開けたら、一体何を自分はしたかったのか
満足を感じられるのか、諦観と達観が得られるだろうか。
昔からの付き合いとか、惰性を感じる人間関係はこの際整理する。
大事だと思える人と気持ちの通じ合う会話ができるように。センスや価値観のズレる人に時間を割かない。変な期待はしない。
変えられるのは自分自身だけ。人と状況はコントロールできない、とちゃんと理解したい。