多眼思考
多眼思考/ちきりん
ちきりんさんの著書はいくつか持っているのですが、こちらは彼女のTwitterを
まとめたものとなっていて、他の著書とはまた趣が違いました。
私自身はだれかの格言、みたいなのはあまり得意ではなく・・・ほお、とか思うけど、自分の言葉じゃないから。影響されても、それを掲げて生きるみたいなことはしたくないんです。
そうはいっても、「多眼思考」は何度も読み返してしまいました。
私の中の形にならないもやもや感がそこに書いてあってしかも、ものすごい鋭い視点で簡潔な言葉。どうやったらこういう風に書けるのかって思う。
中でも私がガッツン、ときたのは
「皆が持っているモノ」を手にいれるために人生の時間を使っていたら、自分が欲しいモノを手にいれるための時間がなくなりますよ」(2014.5.28)p174
「皆が持っているモノ」を結婚や住宅ローン、車はなんかに置き換えて下さい。
ねえ、それ本当にあなたが欲しいもの?皆がそういう前例にそってやっているから
そういう風にした方がいいのかな?っていうところでやってない?安心したいから手に入れたいんじゃない?
私が嫌だなあ、と思うのはそういう親世代がロールモデルとなっているパターン化されたライフスタイルだけをよしとして、保護されたがってて、よく見せようと外見だけに気を配っている女とそういう女性を女らしいと勘違いしているクソみたいな化石男です。
こういう人たちは結構排他的だったりするんです・・・怖い。
(働いてるお母さんの子供はかわいそう、とか平気でいったりしますから、びっくりします。本当に。)
残念ながら私は結婚も住宅ローンもどっちも流されるままに手にしてしまった。本当に自分の欲しかったものだったか、は今でも疑問が残ってるくらい少々後悔している。ただ、やってしまった過去に生きてもしょうがないんで、どう対応していくか考えなくちゃあいけません。
それもまた楽しみながら方向転換していけたら。まだまだ単眼でしか見えてないのですけれども。
れんげ