ドクダミ系つぶやき日記

くすぶりながら転がりながら日々の思う事を。

リッチなのかプアなのか

クリスマスに電飾を競う住宅の一角がある。

実家近くの新興の住宅地。

でんこに怒られそうなピカピカとケバケバしいイルミネーション。

こういうデコレーションを見ても大した感動のない私は母に「あんたは生活をリッチにできない女だわね」と有り難くないお小言をいただいたりする。(母さん、貴殿の子ですから)


☆☆

昨年、雪がたくさん降った。びっくりするくらい。こんなに東京で雪が降るのを見るのは久しぶり、っていうくらい積もった。

雪かきが大変で、近所中で協力して駐車場やらの除雪をした。

この雪かきというのは妙なことに住んでいる人の人間性をはっきりさせる。きちんとしている人、雪の後の凍った路面が危険な事を考えられる人は雪が凍る前に作業を終わらせている。


クリスマス電飾に凝った住宅地周辺は雪が凍る翌日の朝になっても除雪していなかった。そこだけが異様に浮いていた。

クリスマスのイルミネーションにこだわる気持ちはあっても、雪かきする気遣いはないわけだ。

なーんともいえない残念な気持ちになる。


母にいわせると、「見栄ばっかりの下衆の集団。怪我すればいいのよ」。身も蓋もない。あれ、さっきまで私を非難してたじゃないですか、母さん。

電飾くらいで生活がリッチになったつもりでも、中身がプアじゃだめじゃんか?

今年も雪が降ったとしても、あの住宅の一角はゲスアワーなんだろな。



れんげ

ファミレスで一人メシは孤独か

年末にファミレスで1人で鍋を注文して食べているおじいちゃんをみて、胸がせつなくなった


....という投稿を目にした。


実際には1人暮らしで孤独な老人なのかもしれない。


でも、年末年始に心ない厄介な自分の息子娘やら、うるさい孫や親戚やらから逃亡して、やっと心落ち着いて鍋を食べてたかもしれない。単に1人のが気楽、っていうタイプは結構いると思う。


ファミレスで一人メシは孤独なのか?


せつなく感じるのはそういう風に解釈する側の状況だろう。

自分の親や祖父母に不義理をしている罪悪感。その人の心情がそこにでている。


私がもし、年配の方が一人でファミレスで食事をしているのを見かけたとしてもせつなくは感じないのは、私が1人で食事をするのに抵抗がない事と1人でいる事が必ずしも孤独だと限らない、と思うからだ。

誰かと過ごす事が億劫な時もあるし、気兼ねせずにサッサと食事をしたい、というのもあるだろう。


けれども、そうったせつない感情を持っている人というのはなんだかピュアで素直な種類の人種という気がして、私にはなんだか居心地が悪い。それでいて、なんか眩しい感じがしたりするのだ。



れんげ






2014年の終わりに

年末なので、とりあえず一年の振り返りと、来年の方向を。


今年は去年に比べたら人との出会いの数は減ったけれども、出会った人たちとの繋がりを少し深くできたような気がする一年だった。

もちろん、その繋がりに動揺したり違和感があったりもしたけれどお互いに違う人間なんだな、という事が受け入れられる入り口に立った気がする。まだまだ先はどうなるかわからないし、どんどん変化するだろう。

安定する事は考える事をやめてしまう。変化に抵抗して何もしなくなってしまう。


来年はもっと変化を楽しめように。安定や我慢は成長を妨げる原因。

だから、考えることを止めない事を目標に。


あと、もう一つ目標をあげるとしたら、素直に、かな。(笑)

来年もよろしくお願いします!


れんげ




バランスゲーム

仕事、子供、趣味、恋愛、友達・・・このカテゴリがまんべんなく回ると気分が落ち着く。仕事ばっかりでも、育児ばっかりでも、つらい。恋愛にしても、そればっかり、っていうのは無理だ。大体この数年は子供と仕事にほとんどを取られてしまい、自分の要領が悪いのだけども、どうにもしんどかった。

最近、子供が成長してきたおかげで自分の時間が持てるようになってきたのが本当にうれしく感じる。子供の成長を喜ぶより、自分の時間が持てることがうれしいっていうのは母親としては欠落しているな。

私は気が多いのか何かに一極集中というのが苦手で、あまりひとつの事を集中してやりすぎてしまうとなんとなく居心地が悪くなって、気持ちのバランスを欠いてしまう。(結局はなんの一芸にも秀でることなくきてしまった・・・)

どんな物事でも、いろいろミックスされている方が落ち着くような気がするし、

年齢や性別、人種や言語がいろいろ混ざっている方が楽しかったりするのだ。

☆☆☆

クリスチャンではないけども、先日、教会のイベントに参加する機会があり、子供と行ってみた。現代風にアレンジしたミサという名のショー、ミュージカル等素晴らしいと思った。いいな、ああいう素直さが自分に足りないな、と改めて思うし、

前向きな姿勢とストレートな明るさに気圧された。

しかし、なんというかディズニーランドに行った後の気分によく似ていると思った。(うまく説明できません)はっきりいえば妙な気分だった。

みんなが同じ方向を向いているような感じが苦手なせいなのか、一極に集中しているような気がするからか。ただ、これは私がよく知らないせいもあるだろうし、なんともいえない。

バランスを取る事に気を取られ過ぎて、なんか大事なことを見逃しているんじゃないかと思ったり。(自分の気持ちの中にです)

 

そのうちその気持ちの正体が分かる瞬間がくるだろうか。

 

 

れんげ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同窓会はタイムマシーンではない

学生時代はクラス会といった飲み会をしょっちゅうやっていたが(暇だからさ)、就職して、結婚やら出産やら人生のステージが変わり始めるとなかなか集まれず・・・

幹事を引き受けていてくれた面倒見のいい女の子も3人も子供がいたりで、もう10年以上会ってないなんてザラになってしまっている。

それでも仲のいい友人とは会っているのでそんなに必要もないな、知り合い程度の関係なのに、いろいろ聞かれたくもないし、などと思う。いちいち自分のイベントを説明するのも億劫だし。

大体、子供を産むと女性は変化する。一番の関心事は子供になるし、子供を通しての

いわゆる近隣に住む「ママ友」が育児期間中はもっとも優先順位が高くなってしまう。学生時代の友人の順位は必然的に落ちる。クラス会などやってる時間はないのだ。

でも、子育ては永遠ではない。

子供は育つし、離れていく。時間を持て余すようになるけど、ママ友は子供が有ってのおつきあい、で、昔の友達がなつかしくなる・・・で、同窓会なんかのハガキが来ちゃう。

 

40歳くらいって、ある意味分岐点なのかもしれない。

男性はひとかどの人は要職についたりして更に人脈が欲しい頃だろうし、

女性は育児から手が離れて自分の時間が持てるようになる頃だろう。

しかし、今さらの同窓会なんて見栄の張り合いと不倫の温床(ゲスですみません)とゴシップの他に何があるんだろう・・・と思う。

(頑張って買っちゃったけどあか抜けない服装とちぐはぐなヴィトンのバッグとか気合入り過ぎてる巻き髪と化粧とか20年前の流行りのシャネルのピアスとかお腹に張り付いているシャツとか餃子みたいな靴とか想像つく)

 

ハガキを目の前にして。

恐くて行けないので、不参加に〇してみた。

行った人、後日談だけ聞かせてほしい。

(ゲスですみません)

 

 

れんげ

 

 

 

 

 

多眼思考

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多眼思考/ちきりん

 

ちきりんさんの著書はいくつか持っているのですが、こちらは彼女のTwitter

まとめたものとなっていて、他の著書とはまた趣が違いました。

私自身はだれかの格言、みたいなのはあまり得意ではなく・・・ほお、とか思うけど、自分の言葉じゃないから。影響されても、それを掲げて生きるみたいなことはしたくないんです。

そうはいっても、「多眼思考」は何度も読み返してしまいました。

私の中の形にならないもやもや感がそこに書いてあってしかも、ものすごい鋭い視点で簡潔な言葉。どうやったらこういう風に書けるのかって思う。

 

中でも私がガッツン、ときたのは

「皆が持っているモノ」を手にいれるために人生の時間を使っていたら、自分が欲しいモノを手にいれるための時間がなくなりますよ」(2014.5.28)p174

 

「皆が持っているモノ」を結婚や住宅ローン、車はなんかに置き換えて下さい。

ねえ、それ本当にあなたが欲しいもの?皆がそういう前例にそってやっているから

そういう風にした方がいいのかな?っていうところでやってない?安心したいから手に入れたいんじゃない?

 

私が嫌だなあ、と思うのはそういう親世代がロールモデルとなっているパターン化されたライフスタイルだけをよしとして、保護されたがってて、よく見せようと外見だけに気を配っている女とそういう女性を女らしいと勘違いしているクソみたいな化石男です。

こういう人たちは結構排他的だったりするんです・・・怖い。

(働いてるお母さんの子供はかわいそう、とか平気でいったりしますから、びっくりします。本当に。)

 

残念ながら私は結婚も住宅ローンもどっちも流されるままに手にしてしまった。本当に自分の欲しかったものだったか、は今でも疑問が残ってるくらい少々後悔している。ただ、やってしまった過去に生きてもしょうがないんで、どう対応していくか考えなくちゃあいけません。

それもまた楽しみながら方向転換していけたら。まだまだ単眼でしか見えてないのですけれども。

 

 

れんげ